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お風呂の有効活用

2025.05.27 ブログ

交代浴(温冷交代浴)は、温かいお湯と冷たい水を交互に浴びる入浴法で、古くはヨーロッパの温泉療法として、近年ではアスリートの疲労回復法として注目されています。自宅でも手軽にできる方法として広まっています。
交代浴のやり方
自宅で交代浴を行う場合、一般的には浴槽とシャワーを組み合わせて行います。

  • 準備
  • 入浴前にコップ1杯の水を飲んで水分補給をします。脱衣所にももう1杯分の水を用意しておくと良いでしょう。
  • お湯は40℃前後、冷水シャワーは25〜30℃くらいを目安に設定します。冷たすぎる水は体に負担がかかるので、無理のない温度から始めましょう。
  • 浴室を暖かくしておくと、より快適に行えます。
  • 手順
  • かけ湯をして、体をきれいにします。
  • 温浴:40℃前後のお湯に2~3分、肩までゆっくりと浸かります。副交感神経が刺激され、血管が拡張します。
  • 冷浴:お湯から出て、25〜30℃くらいのシャワーを浴びます。手先・足先の末端から始め、ひじ・ひざまで、可能であれば体の中心部まで30秒〜1分ほどかけます。冷水は交感神経を刺激し、血管を収縮させます。
  • 繰り返し:温浴と冷浴を3~5セット繰り返します。
  • 最後:最後に40℃のお湯に3分ほどつかって、ゆっくりとリラックスして上がります。
  • 入浴後、脱衣所で体を拭いたら、用意しておいた水をゆっくりと飲みます。
    ポイントと注意点
  • 温度差:初めは温度差を小さくし、徐々に体を慣らしていくのがおすすめです。急激な温度変化は体に負担をかける可能性があります。
  • 入浴時間:温浴は2~3分、冷浴は30秒~1分を目安にし、長くても1分を超えないようにしましょう。
  • 水分補給:入浴前後には必ず水分補給を行いましょう。
  • タイミング:体を覚醒させる作用があるため、就寝する2時間前までに入浴を終えるのが理想的です。
  • 体調:体調がすぐれない時や、食後3時間以内、飲酒後は避けましょう。
  • 持病のある方:高血圧や心臓疾患、循環器系の疾患のある方は、医師に相談の上、控えるか慎重に行うようにしてください。
    交代浴の効果・効能
    交代浴は、温水と冷水を交互に浴びることで血管の拡張と収縮を繰り返し、さまざまな効果が期待できます。
  • 血流の改善・疲労回復
  • 血管が拡張と収縮を繰り返すことで、血管のポンプ作用が活発になり、全身の血流が促進されます。これにより、筋肉に溜まった疲労物質や老廃物の排出が促され、疲労回復が早まると言われています。アスリートが疲労回復のために取り入れることが多いです。
  • 自律神経の調整
  • 温かいお湯は副交感神経を刺激しリラックス効果を、冷水は交感神経を刺激し体を覚醒させる効果があります。これらを交互に行うことで、自律神経のバランスが整いやすくなり、ストレス解消や心身のリフレッシュに繋がると考えられています。
  • 免疫力の向上
  • 血管の強化や内臓の活性化により、体の抵抗力が増し、免疫力の向上が期待できると言われています。
  • 睡眠の質の向上
  • 交代浴によって体温が上がった後にしっかりと体温が下がることで、スムーズな入眠を促し、睡眠の質を高める効果が期待できます。
  • 冷え性・むくみの改善
  • 血行が促進されることで、冷え性の改善や、むくみの軽減にも効果が期待できます。
  • 筋肉痛の緩和
  • 血流改善により、筋肉の回復が早まり、筋肉痛の緩和にも役立つとされています。
    交代浴は、体質や体調によって効果の現れ方や感じ方が異なります。無理のない範囲で継続し、ご自身の体調に合わせて調整することが大切です。

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