AGEs（エージーズ＝終末糖化産物）についてわかりやすく説明します。

■ AGEsとは？

糖（ブドウ糖など）がタンパク質や脂質と結びつき、加熱・酸化などを経てできる“劣化物質” のことです。

体の中でも、食品の加熱調理でも作られます。

■ 体内でのAGEsの問題点

AGEsが体にたまると、次のような老化や病気の原因になります。

● 老化を進める

肌の弾力を保つコラーゲンが硬くなり、しわ・たるみが増える 骨や関節のコラーゲンも劣化し、関節痛・骨粗鬆症の一因に

● 血管のトラブル

血管壁が硬くなり、動脈硬化が進む 糖尿病の合併症（網膜症・腎症・神経障害）を悪化させる

● 慢性炎症を起こす

AGEsが「RAGE」という受容体に結合すると炎症が起き、 肌荒れ、生活習慣病、各種慢性疾患の悪化に関与

■ 食品中のAGEs

加熱調理で多く作られます。特に、

揚げる、焼く、炒めるなど高温調理 加工食品（ベーコン、ソーセージなど）

がAGEsを増やします。

反対に、

煮る、蒸す、ゆでる はAGEsが少なめです。

■ AGEsを減らす生活習慣

血糖値を急上昇させない（ゆっくり食べる・低GI食品） 高温調理ばかりに偏らない 抗酸化食品（野菜、果物、緑茶など）をとる 運動で血糖を消費 睡眠・ストレス管理

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